二日目(硫黄山・摩周湖・屈斜路湖・網走監獄)
Oct. 29~1 '04
 阿寒国立公園は北海道の道東中央部に位置し、面積の大半が弟子屈町域に属する火山性山岳景観が織りなす自然豊かな「火山と森と湖」の公園です。その中心的な位置に硫黄泉として有名な川湯温泉があります。屈斜路カルデラ(摩周湖・屈斜路湖・硫黄山)と阿寒湖カルデラ(阿寒湖・オンネトー・雄阿寒岳・雌阿寒岳)の雄大な自然はまさに神秘に満ちた景観です。
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硫黄山
 阿寒国立公園内にある 「硫黄山」 は川湯温泉の南側に位置する標高512mの小高い活火山でアイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)と言われています。朝方、霧で見えにくかった硫黄山も少し経つと霧も晴れ白茶色の荒々しい山肌が現れてきました。麓から山頂にかけては硫黄分を含んだ白煙が立ち上りまさに地球が生きているといった感じです。

霧が晴れて姿を見せる硫黄山

吸い込まれそうな噴気孔です
 

   黄色い硫黄の結晶           朝方、見えにくかった硫黄山
 

アイヌの衣装が似合いますね・・・
 

    硫黄山の隣に兜山         硫黄山の反対側に斜里岳がみえます
 
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摩周湖
 摩周湖は阿寒国立公園に属し面積20k㎡,周囲20Km、水面高度351m、最大水深212mの規模を有する噴火によって出来たカルデラ湖です。日本屈指の透明度でも知られ、この晴天でまさに神秘の湖に見とれていました。

摩周湖は布施明の歌霧の摩周湖でも有名
 

第一展望台からの摩周湖のパノラマ

後方の山は斜里岳そして、湖に浮かぶ小さな島は「神様のような老婆」という意味のカムイッシュ島

摩周岳(標高855メートル)

摩周湖の全景

 摩周湖に来たのは二度目です       摩周湖から見た名山・雄阿寒岳
 
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 屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖として知られています。美幌峠から見た屈斜路湖は湖面全体がスッポリと白い霧に包まれ、その素晴らしい景色は一幅の絵を見ているようでした。

美幌峠より屈斜路湖を望む・・・中央は中島

屈斜路クッシーが住むとして一時話題になりました

   温泉街方向を望む          美空ひばり「美幌峠」の歌碑
 

網走監獄
 博物館網走監獄は明治以来使われ続けてきた旧網走刑務所の古い建物を、文化財として保存し公開しているところです。取り壊した旧網走刑務所の材料を使って復元し、リアルな人形を配置した館内は当時の刑務所生活をよく再現してしています。この監獄は北海道開拓を進めるための「北海道中央道路」建造に、囚人を労役として使うために建てられたものとも言われていますが、労役を強いられた囚人たちの労苦はいかばかりだったか・・・タイムスリップして深慮するのでした。

博物館網走監獄の入り口

正門・・・赤レンガ門

明治の脱獄王・・・五寸釘の寅吉像      刑務所は見ても入らぬように!    
 

いつしか鏡橋と呼ばれた              教誨堂              
 

煉瓦造り独居房                 懲罰房      
 

浴場風景・・・くりからもんもんも見られた      五翼放射状平屋舎房・・・明治45年に建造
 

  中央見張り台              第一舎・雑居房へ
 

  雑居房内       廊下側は「斜め格子」    独居房での受刑者
  

白鳥由栄の脱獄再現人形・・第四舎      寝布団           緊急時の警鐘                 
  

連行される一団         農具類            休泊所         
  

受刑者が休泊中     旧網走刑務所・職員官舎     簡素な官舎内    
  

 国道39号線脇にある囚人塚        宿泊した「阿寒ビューホテル」
 

オホーツク海と知床半島の山々が霞んで見える・・・網走海岸より
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