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july 22~26 '04 |
台北は台湾第一の近代都市で経済・政治の中心です。台北駅に到着するや人いきれと車の渋滞に出会い早速、東京を思い出させてくれます。充満する排気ガスはタイのバンコク程ではないが相当なものだ。台北の人口は260万余で観光都市としても人気があります。なかでも有名な故宮博物院や中正紀念堂、忠烈祠など見るべき遺産が沢山あり、古い寺院も魅力的です。近年、MRTや高速道路網も整備され、アクセスは格段に向上しているとのことです。 |
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夜の空いた時間帯を市内散策にあて早速、保安宮にもいってきました。夜のしじまに浮かぶきらびやかな寺院は無病息災を願う参拝者で賑わっていました。 |
台湾でも古い寺院の一つで医療の神様である保正大帝を祀っています |
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境内には多数の堂宇が立ち並び祭壇等はすべてが豪華絢爛です |
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夕食は広東料理です ホテルへの帰り道で出会った人(劉さん)と居酒屋で一杯 |
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忠烈祠は後ろに山をひかえ、建物は豪壮な中国宮殿様式の霊廟で1969年に建立されました。辛亥革命や抗日戦争などで犠牲となった33万柱の将兵が祀られています。本殿は北京にある紫禁城の太和殿を模した重厚なもので、毎日8時から17時まで門と大殿に2名づつ衛兵が英霊を守っています。1時間ごとの衛兵交代の厳粛なセレモニーは興味がつきません。微動だにしない衛兵は、陸、海、空軍の選び抜かれたエリート達が4ヶ月交代で任務につくそうです。 |
忠烈祠の入り口門 本殿前の小殿 |
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紫禁城の太和殿を模した本殿と衛兵のセレモニーを見る多数の観光客
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息の合った交代儀式は見事です
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今回の旅行で一番の目玉はなんと言ってもこの故宮博物院を見ることでした。“日中戦争と内戦から守り抜いた民族の遺産は、1949年に中華民国政府の台湾への撤退の決定に基づいて中国大陸から台湾に運び出され、台北近郊の外双渓に安住の地を得て”今日に至っているという。蔵する文物数は70万点余にのぼり、そのほとんどは中国歴代皇帝が収集した逸品・国宝級の品ばかり。世界の4大博物館の一つにふさわしい館内を垂涎の思いで見つめたのでした。しかし現在、博物館が全面改修工事中とあって展示物が制限されていたのはまことに残念、またの機会に再来館したいと思っています。 |
伝統的な中国宮殿造り、正面本館が展示館です |
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博物館をバックに記念写真 リニューアル後の故宮博物院 |
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陶磁器と玉器類・・・歴代の名器が堪能できます |
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清 肉形石・・・天然石という 清 翠玉白菜・・・光緒帝の后の愛用品 |
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青銅器と珍具、文具類 |
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散氏盤・・・殷代から春秋時代のもの |
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台北市内で一番古い寺院です。(1738年創建) 本尊は観音菩薩像で国内から多くの参拝者が集まってきます。 |
三川門もカラフルな極彩色です
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三川門を右手から入ると線香の煙に包まれた本殿が現れる
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経文を読み、線香を手向ける参拝者 |
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観音菩薩が本尊です |
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観光客がぞくぞく入場 龍山寺周辺の下町風景 |
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きょうの昼食は美味しい台湾料理でした |
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故蒋介石総統を偲ぶ記念公園で、26ヶ月を費やして1980年3月に完成しました。正門には「大中至正」の四文字が刻まれており、その正面に高さ70mの白亜の中正紀念堂がそびえています。“故蒋介石総統は国父・孫文の遺志を継ぎ、 東征、北伐という8年間の抗戦を戦い抜き国家を輝かしい道へと導くため終生奮闘された”と紹介されています。この中正紀念堂は蒋介石総統の生存年数(数え年)である89段の階段で中に入り、高さ6.3mの蒋介石総統の銅像が儀杖兵に守られながら鎮座していました。 |
・・・威風堂々とした中正紀念堂
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公園内にある国家戯劇院と国家音楽院
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89段の階段 蒋介石の銅像 |
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蒋介石総統が乗った車 総統府にあったオフィスを再現 |
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中国近代史の記録等が一階に展示されています
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最後の晩にも市内を散策、ホテルから2.5Kmの所にある行天宮に行ってきました。「三国志」の名将を主神に祭る道教の廟です。商売繁盛を願う参拝者が夜遅くまで線香を手向けていました。 |
薄暗い行天宮の本殿
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主神が祭られています 女性参拝者が目立ちました |
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台湾最後の夕食は海鮮中華料理・・・なかなかの味に舌鼓を打ちました
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そして、中正国際機場から名残り惜しい台湾を後にしました
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